医院ブログ

2015.07.11更新

妊娠中はホルモンバランスが変化します。

ホルモンバランスの変化で唾液の分泌量が減ります。

殺菌作用のある唾液が減ると口臭や歯周病のリスクを高くします。

妊娠中にみられる口の中のトラブル
歯周病
口臭
虫歯
口内炎
親知らず周囲の炎症


妊娠初期(0〜3ヶ月)
つわりがあるので、規則正しく食事ができず、気分も優れないので歯磨きも疎かになりがちです。
対策法
体調の良い時間に歯磨きをする
歯磨きができない時はデンタルリンスや水でうがいをする

妊娠中期(4〜7ヶ月)
体調も比較的安定しているため、歯科治療はこの時期が適しています。

妊娠後期(8〜10ヶ月)
お腹が大きくなり仰向けで治療すると体に負担がかかる時期です。
治療は応急処置が中心となります。

妊娠中の食事も気をつけましょう
妊娠中は赤ちゃんに栄養を与える必要があるので、どうしてもお母さんの栄養は不足します。食事で補っていても、
カルシウム不足の状態になるので、歯がもろくなりやすいです。もちろんカルシウムだけではなくタンパク質、
ビタミンA,C,Dなどバランス良く栄養素を摂るよう心がけたいですね。

妊娠中には歯周病になりやすいので、ケアを心がけていただくとともに歯科医院で口の中をチェックしてもらいましょう。

 

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.10更新

CT(Computed Tomography)は、エックス線を用いて身体の断面を撮影し、輪切りの断層画像として、観察・診断することができます。

通常の歯科用のレントゲンは平面の情報しか得ることができませんが、歯科用CTは口腔内を3D画像で表示できるので、立体的に診断できる画像診断法の一つです。

診断例

インプラント治療の術前検査
根の先の病巣の診断
歯周病診断
親知らずを抜く前の診断(埋伏歯の状態確認など)
矯正歯科治療前の診断

インプラント治療におけるCT撮影の必要性
より安全にインプラント治療を行うためには、治療する歯の周りの骨の状態(骨幅、骨高径)を知ることが必要です。
CT画像は、顎の骨の立体的な形態や、神経の位置を把握することが可能です。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.10更新

いつも同じ側でばかり噛むと‥

顔のゆがみ
全身のゆがみ
頭痛
肩こり

の原因にもなります。

食べものをかむ時片側ばかりで噛むことを偏咀嚼と言います。
偏咀嚼を続けていると、噛んでいる側の顎や顎を動かす筋肉が緊張し、
反対側の筋肉がたるんで、顎がずれる原因になります。
顎のゆがみは、歯並びや顔全体のバランスの乱れにもつながります。
眉の高さや目の大きさ、笑ったときの口角の位置などが左右で大きく異なるという人は、
もしかしたら偏咀嚼によって顎がゆがんでいるのかもしれません。

対策法

利きアゴを知る
食べ物を入れたときにとっさに利用したほうが利きアゴです。

左右均等に噛むことを意識
右側で10回噛んだら、左側で10回噛むというように、左右均等にかむことを意識しましょう。

ある程度歯ごたえのあるものを食べる
軟らかい食べものは、噛む回数が少なくなって左右でバランスよくかむのが難しいうえ、顎の力も低下してしまいます。

噛む回数を増やす
根菜類、こんにゃく、きのこ、海藻類を使った料理や、野菜スティックなど、噛み応えのあるメニューを積極的に取り入れましょう。

噛みにくい側の原因を除去する
虫歯、歯周病などかみにくい側の治療をする。

入れ歯、インプラント、ブリッジでかみ合わせを回復する
片側に歯がない場合は噛めるようにかみ合わせを回復しましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.04更新

軽度の歯周病

歯ぐきの検査

歯磨き・全体的な歯石の除去・その他(抜歯・虫歯治療など)

メインテナンス

中等度の歯周病

歯ぐきの検査

歯磨き・全体的な歯石の除去・その他(抜歯・虫歯治療など)

歯ぐきの下の歯石除去

メインテナンス

重度の歯周病

歯ぐきの検査

歯磨き・全体的な歯石の除去・その他(抜歯・虫歯治療など)

歯ぐきの下の歯石除去

歯周外科

メインテナンス

このような流れで、それぞれの重症度に合わせた治療を行なっていきます。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.02更新

インプラント体(フィクスチャー)
顎の骨の中に埋める部分で骨と結合して歯根の役目を果たすチタン製の部品で、ネジのような形をしています。
天然歯の歯根に相当する部分です。

アバットメント
骨と結合したインプラント体にネジ止めされるもので、上部構造を連結するための土台となる部分です。
通常はインプラント体と同じくチタンでできていますが、セラミック製のものもあります。

上部構造
セラミックや金属で作られた人工の歯、つまりインプラントの被せ物のことです。
外から見える「歯」の部分です。
ネジ止めやセメントで連結されます。基本的には取り外し可能な構造になっています。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.02更新

高血圧でコントロールがされていない方
 手術中の緊張により血圧が上昇し、出血が止まらなくなったり、術後の出血が起こりやすくなります。
血圧が高くコントロールされていない方は内科、循環器科にてコントロールして頂く必要があります。

重度の糖尿病のある方
 術後感染が起こりやすく、せっかく手術してもインプラント体がつかない可能性があります。
またインプラント周囲炎のリスクが高いです。
ただし内科にてコントロールされていれば十分治療は可能ですので、インプラントに関するご相談ください。

骨粗鬆症でBP製剤(ビスホスホネート製剤)を内服・静注されている方

心筋梗塞、脳梗塞を起こしてから、半年以内の方
 血液が凝固するのを防ぐお薬を服用している方が多いと思われます。
出血が止まらなくなる可能性がありますので内科の担当医の先生と協議しながら治療を進めていきます。

血液疾患のある方(血友病等)

多くの場合はコントロールされていればインプラント治療可能な場合もありますので是非ご相談ください。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.06.25更新

平成23年の死因別統計では脳血管疾患を抜いて、がん、心疾患につぎ第3位となった肺炎ですが、
その中でも7割程度の方が誤嚥性肺炎で亡くなられています。年齢別では、70歳以上では70%以上が、
90歳以上では95%近くが誤嚥性肺炎であると言われています。

高齢者において、唾液などの誤嚥により肺炎発症の危険性が高いことから、
口腔内環境の改善を進めて極力、口の中の細菌数を減らす必要があります。
そのためには、自身での食後の歯磨きに加えて、歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアも重要になってきます。
また、歯がなく入れ歯も使用していなければ、食べ物を砕ききれずに口の中に食べかすが残ってしまい、
不要な細菌が繁殖し誤嚥性肺炎のリスクとなります。

予防法
口腔ケア
入れ歯の作製・装着(左右で噛めるようにする)

歯がなく入れ歯も使っていない方は、入れ歯を作り機能させることにより、
誤嚥性肺炎の予防に寄与するだけでなく、口腔内の環境を改善させ、ADLを高めることになります。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.06.20更新

インプラント(implant)とは、体内に埋め込まれる器具の総称のことを指します。
整形外科で用いられる、骨折やリウマチなどの治療でのボルト、耳鼻科の人工内耳、
美容整形の豊胸治療で用いられるシリコンバックもインプラントです。

歯科インプラントはチタンでできており、
1952年に、スウェーデンのブローネマルク博士が、うさぎにチタン製の生体顕微鏡を取り付けて、実験を行っていました。
その顕微鏡を外そうとしたときに、チタンと骨が結合していて外せなかったことから、
チタンと骨の組織が拒否反応を起こさずに結合することを発見し、この現象を
『オッセオインテグレーション』と名づけたのが始まりです。

チタンは生体金属と呼ばれるほど人の体との相性がよく、金や白金などの貴金属よりも腐食しにくく、
硬くて軽いのでとてもインプラントに適した性質を持っています。

オッセオインテグレーション(osseointegration)とは、生体内の骨とチタンが結合する現象のことで、
ラテン語で骨を表す(os)と英語で統合を表す(integration)を組み合わせた造語です。

歯科インプラントはこの現象を利用して、顎の骨の中に人工歯根を埋め込みます。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.06.19更新

横浜の希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長の安田です。
オーバーデンチャーとは、インプラントの上に入れ歯を製作していく方法です。
入れ歯は粘膜で支えますが、オーバーデンチャーは入れ歯でありながら、インプラントで支えます。
これにより粘膜だけで支える通常の入れ歯よりも支持力が上がり、良く噛めるようになるのが最大の利点です。
オーバーデンチャーによるインプラント治療は、失ってしまった顎骨の代わりに2~4本のインプラントを埋入して、
入れ歯をしっかり安定させるインプラント治療法です。

適応症
入れ歯が安定しないためしっかり噛むことができない
会話をしているときに外れることがある
入れ歯が歯ぐきにあたって痛む
食べ物が入れ歯の下につまりやすい
骨量が不足しているためインプラント治療ができないと言われた
治療費が高いためインプラント治療が受けられない

このような方のお悩みを改善する方法として、インプラントオーバーデンチャーという方法があります。
気になる方は、一度ご相談ください。

 

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.06.18更新

横浜の希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長の安田です。
本来上下の歯は会話をするとき、食べ物を咀嚼するとき、飲み込むときときに瞬間的に触るだけです。
ですから接触時間をすべて足し算しても1日に20分以下だと言われています。普通、上下の歯は何もしていないときは接触しません。
TCH(Tooth Contacting Habit)とは、上下の歯を持続的に接触させるクセのことです。

症状

口の周りの筋肉が疲労を起こし、頭痛や肩こりの原因になる
むし歯でもなんでもない歯が痛む
歯がしみる知覚過敏を起こす
アゴの関節が痛くなる

もし、ご自身の生活を振り返って「TCH」が疑われる方は、ただちに改善しましょう。

改善方法

深呼吸をし、リラックスをする
よく見る場所(テレビやパソコンや冷蔵庫など)にふせんやシールで『歯を離す』と書いて貼っておく
日中のマウスピースを装着する

TCHは、ご自身が気を付けていく時間を増やすことで、改善していきます。
あまり普段からTCHに気を付けなければと意識しすぎると、それもまたストレスになってしまうので、
まずは気づいた時だけでもいいので、歯を離すように心掛けましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

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