医院ブログ

2015.05.04更新

原因は?
その歯に問題あり
歯のひび割れや虫歯などが原因で、詰め物や被せ物がとれてしまうことがあります。
詰め物・被せ物に問題あり
もともと歯に合っていない、外れやすい形、または年数が経ったことによるセメントの
劣化でとれてしまうことがあります。
まわりの歯に問題あり
グラグラな歯がある、またはかみ合わせが悪い、歯ぎしり・食いしばりがある方も、
歯に必要以上に負担がかかりとれてしまうことがあります。

対処法は?
一時的な対処法ですが、とれてしまった詰め物や被せ物は捨てずに何かの容器にいれるか、ラップなどに包むなどして保管し、
歯科医院に行くときに持参しましょう。状態によっては、再び装着できることもあります。

飲み込んでしまったら?
ほとんどの場合は、胃に入って、排泄されます。反射的に胃の方に流しますが、咳き込んだり、喉に異物感がでた場合、
気管に入っている可能性があります。もし心配であれば内科で肺やお腹の状態を診てもらいましょう。

気を付けること!
取れた詰め物は無理に戻さないでください。 再び外れる可能性が高くいうえ、誤って補綴物を噛んだり、
飲み込んだりしてしまう可能性もあります。 市販の接着剤で付け直すことも絶対にしないでください。
唾液や細菌を閉じこめて歯の状態を悪化させてしまう可能性があります。また取れた歯で極力噛まないようにして下さい。
特に硬いものは絶対噛まないでください。詰め物が取れると歯は脆くなり、歯にヒビが入ったり、割れることがあります。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.05.02更新

歯を失った時の選択肢をしてはブリッジ・入れ歯・インプラントがあります。

ブリッジとは?
失った歯の両隣の歯を削って土台とし、そこに橋を架けるように連結した形の人工の歯を被せます。

ブリッジのメリット
部分入れ歯と比較して、固定性なので噛み心地に違和感が少ない
インプラント治療と比較して、治療費が安い
1~3ヶ月の治療期間で治療できる

ブリッジの留意点
たとえ健康な場合でも両隣の歯を削る必要がある
土台となる歯に大きな力がかかるため、その歯の寿命を縮める可能性がある
歯茎との間の部分に食べ物カスがつまり、口の中が不衛生になりやすい
お口の状態によっては、保険が適用されない

入れ歯とは?
金属のバネを周りの歯に引っ掛けて義歯を固定させ、ご自身で出し入れして使用します。

入れ歯のメリット
ブリッジのように健康な歯を削る必要がない
ブリッジでは適応できないような大きい欠損に有効
インプラント治療より治療期間が短い
健康保険が適用される(使用する材料が限られる)

入れ歯の留意点
留め金をかける健康な歯に大きな負担がかかる
ブリッジ、インプラントにくらべて大きいので異物感が生じやすい

インプラントとは?
失った歯の根っこ(歯根)の代わりとなるチタン製の人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取りつけて歯の機能を補う治療法です。

インプラントのメリット
ブリッジと比べ隣の歯を削る必要がない
他の歯へ負担をかけることがないので、残っている歯と骨を守る
顎の骨にしっかり固定するのでよく噛むことができる

インプラントの留意点
ブリッジや入れ歯に比べ、外科手術を伴う
インプラント治療は保険適用外で自費治療となる
全身の疾患がある場合には治療ができない場合がある

歯を失ったまま放置しておくと、咬み合う反対の歯が伸びてきたり、両隣の歯が動いて傾いたり、咬み合わせが狂ってくる可能性が高いです。
歯を失ったら早めの治療が必要です。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.30更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長の安田です。
永久歯は「親知らず」を含めて全部で32本あり、その形状で3種類に分けられています。
それぞれが重要な役割を持っています。

まず口を開けたときに最初に見える前歯です。
前歯の主な役割は、
・見た目の審美性
笑った時や口を開けた時に一番目立つ場所にあるのが前歯です。目立つ位置にあるので、
一番きれいにしておきたいと考える方が多いと思います。
・発音をきれいにする
前歯が無くなってしまったり、もしくは隙間があったりすると、そこから空気が漏れ、
個人差はありますが発音がしづらくなったりします。
・ものを噛み切る
硬いお肉などを食べる時ちょうど良い大きさにする最初の仕事を行うの が前歯です。もし前歯がなくこの作業ができないと、
常に奥歯を使われることになり奥歯にかかる負担が大きくなってしまいます。

次に前歯の後ろにある 尖った歯、犬歯(糸切り歯)とその後ろの第一小臼歯です。
犬歯の主な役割は、
・見た目の審美性
前歯と同じように、口を開けた時に気にする場所だと思います。
・歯や奥歯にかかる負担を軽減してくれる
犬歯は歯の中では一番強い構造になってい ます。歯ぎしりなどにも負けない強い構造をしているので
前歯や奥歯にかかる負担を軽減します。そのことか ら、前歯と奥歯を守る役割になります。
・あごの動きを正常に行ってくれる
小臼歯と犬歯は噛み合わせの位置と 、顎の動きを正常に行う為の大切な役割があります。なので、
もし1本で も失うと噛み合わせと顎の動きに大 きなダメージを与える事になってしまうのです。

最後に食べ物を噛みつぶす力を発揮する大臼歯(奥歯)です。
大臼歯の主な役割は
・食べ物をすり潰したり、細かくする
前歯で噛み切った食べ物をすり潰したり、細かくするのが大臼歯です。食べ物を食べる時に重要な働きをする歯なので、
もし大臼歯がないと他の歯に負担がかかるのと、食べ物を細かくして食べる事ができないため消化器官にも負担がかかってしまいます。
・歯の高さ(歯ぐきから上に出ている部分の長さ)を保ってくれる
上下の歯をしっかりと噛みしめたとき、その噛み合う高さを決定し、歯の高さを保つ役割があります。もし大臼歯がないと、
噛み合わせるはずの歯が無くなってしまい、噛み合わせの歯が伸びてきたり、抜けてしまった歯の隣 の歯が傾いてきて しまったりと影響は様々です。

これら以外にも、すべての歯にはそれぞれ役割があり、大切な働きをしています。
どれか1本無くなるだけでもお口の中では大きな影響が出てしまうので、
歯を抜く事がないように日ごろからケアしていく事が大切になりま す。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.29更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)の院長安田です。
歯周病は、糖尿病、心血管系疾患、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、早産・低体重児出産など、
さまざまな全身疾患と関連性があるといわれています。最近では、メタボリックシンドロームとの関連性も指摘されています。
糖尿病の方は、糖尿病ではない方に比べて、歯周病になる頻度が2~3倍高く、また歯周病の進行が早く、治るのも遅くなります。
その理由として、糖尿病の方は、細菌の攻撃に対して自分を守る免疫の働きが低下しており、組織を元通りにする力も弱いため、
炎症による組織破壊が進行しやすいからです。
糖尿病をもつ歯周病患者に歯周治療を行うと、血糖値が改善したという報告が多数あります。
言い換えれば、歯周病は糖尿病を悪化させる要因のひとつである可能性がきわめて高いということです。
そのメカニズムとしては、炎症時に歯周組織で増加したある特定のサイトカインが、血液を介して肝臓、
筋肉、脂肪組織に運ばれ、インスリンの作用を邪魔して細胞内へのブドウ糖の取り込みを阻害し、血糖値を上昇させると考えられます。
したがって、糖尿病をもつ歯周病患者に歯周治療を行うと、歯周組織で分泌されるサイトカイン量が減少し、
細胞内へのブドウ糖の取り込みが増して血糖値が改善すると考えられています。
というわけで、糖尿病の方は内科受診とともに歯科受診をお勧めします。
歯周病のチェックをし、予防することで糖尿病のコントロールをしましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.27更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長安田です。
虫歯や歯周病を防ぐに重要なことは、毎日の歯磨きです。
今回は、歯磨きをするのに重要な道具の歯ブラシと補助用具ついて紹介します。

―歯ブラシ選びのポイント―
・毛先の形
毛先が山型になっているもの(山切りカット)の方が、一見歯と歯の間に入り磨きやすそうに見えますが、模型のような歯並びならいいかもしれませんが実際は山の形に歯の溝に合わせることは非常に難しいです。なので、毛先はまっすぐになっているものをお勧めします。
・ヘッドの大きさ
大きいヘッドの歯ブラシだと奥の歯が磨きにくいので、なるべく小さいものをおすすめします。
・毛のかたさ
一般的には「ふつう」タイプのものがお勧めです。ただ、歯ぐきが弱かったり、歯肉炎で出血しやすいという人は、歯肉を傷つけにくい「やわらかめ」タイプを使ってじっくり丁寧に磨きましょう。

―補助用具-
歯ブラシだけでは歯の汚れを落としきることは難しいです。なので、歯ブラシ+補助用具を使うことをおすすめします。
・歯と歯の隙間の汚れを落としたい
→デンタルフロス
糸のように細いもので、歯と歯の間の歯垢を効果的に落としてくれます。ひっかかったり、糸がほつれたりする場合は、そこに歯垢がたまっていたり、むし歯ができている可能性があるので、違和感を感じたら歯科医院で相談してみましょう。
→歯間ブラシ
歯と歯のすきまが広い場合や、虫歯の治療をしたところ、歯が抜けたままになっているところなど、フロスでは細すぎて落としきれない場所に使うと効果的です。
歯間ブラシはサイズ(太さ)が人によって変わるので、できれば歯科医院でサイズを相談してみてから使うことをお勧めします。無理に太いサイズを使ってしまったりすると、歯肉を傷つけてしまう可能性があります。
・奥歯のブラシが届かない汚れを落としたい
→タフトブラシ
普通の歯ブラシでは磨きにくい奥歯を磨きやすいように、ヘッドが小さくなっています。(上の写真の黄色のブラシです)
親知らずを磨くときなどにおすすめです。

もし使い方がわからない、磨きにくい場所がある、などありましたら、
実際に器具をもってきていただいてかまいませんので、歯科医院に相談にいらしてみてください。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.24更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長安田です。
今回はインプラント治療の流れを説明します。
1.治療計画・カウンセリング
インプラント治療を行うには、全身の健康状態、施術前にどれだけの歯が失われているのか、今ある歯がどんな状態なのか、骨の幅や量、硬さ、かみ合わせはどうなっているのかを正確に把握しておくことが重要になります。最初にレントゲンやCTで1人ひとりの口腔環境や骨格を確認し、治療方針を決めていきます。その上で、どのような計画で行うのか、治療法や料金、通院期間などのカウンセリングを行い、患者同意のもと治療がスタートします。
2.インプラント埋入
適切なサイズのインプラント体を計画し、顎骨に埋め込みます。麻酔をしてから、歯肉を切開し、顎の骨にドリルで穴を開け、インプラントを埋め込みます。インプラントには仮の蓋を装着し、歯肉を元にもどして縫合します。
3.骨との結合期間(オステオインテグレーション)
インプラント埋入手術の後、1週間後に消毒や抜糸をし、インプラントが骨としっかり結合して定着するまで、約2~6ヶ月ほど時間をあけます。(骨の状況により間隔は決定されます)
4.上部構造(かぶせ物)の作製(型どりとかみ合わせ高さの決定)
インプラント体に専用の型をとる器具を装着し型どりとかみ合わせをとります。
5.上部構造(かぶせ物)の装着
技工所で作製した上部構造(かぶせ物)お口の中に装着します。
6.予後・メインテナンス
日常のセルフケアとメインテナンスが重要になってきます。インプラントも天然歯の歯周病と同じようなインプラント周囲炎という炎症も起きる可能性もありますのでメインテナンスはとても重要です。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.21更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長安田です。
子供の歯(乳歯)や生え始めの大人の歯(永久歯)は、大人に比べて虫歯の進行が早いといわれています。
虫歯になる前に虫歯予防をしっかりしておきましょう。
子供の虫歯の原因で思い浮かぶものは「おやつ」が多いと思います。
確かにおやつに含まれる糖分が虫歯の原因のひとつになるのですが、おやつは悪いこと
だけではありません。
とくに小さいお子さんは一度にたくさんの量を食べることができないので、
成長に必要な栄養やエネルギーをとるためには、おやつも大切な食事の一回になるのです。
なので、大切なのはおやつをあげないことではなく、おやつのあげ方に注意することなのです。
食べ物がお口の中に入っている状態は、お口の中は酸性状態になります。
この酸性状態が長く続くことにより、虫歯になりやすくなるのです。
お口の中に食べ物が無くなれば、唾液の作用で、次第に中性に戻るのです。
なので、おやつを短い間隔で食べ続けたり、ジュースをだらだら飲み続けたりすると、
お口の中はずっと酸性状態になって虫歯ができやすい環境を作ってしまうのです。
では、どうすればいいかというと時間を決め、間隔をあけて食事(おやつ)をとればいいのです。
食事の感覚をあけてお口の中を酸性状態から中性状態に戻す時間を作ってあげれば、
虫歯になるリスクを減らすことができます。
おやつを禁止する・・・という予防ではなく、おやつの時間をきちんと決め、
食事のあとは歯を磨くことで虫歯予防をしていきましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.20更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長安田です。
差し歯とインプラントについて
○差し歯・・・歯の根に人工の歯のついた土台を埋め込むものです。
○インプラント・・・人工歯根を骨に埋め込む歯の根っこがなくなってしまい、差し歯の治療が行えない方にも効果を発揮します。歯の根っこを人工的に作り、それを顎の骨に結合させることで、しっかりと根を作り上げますので、その上にのる人工の歯を不安定にすることがありません。
差し歯は歯の根っこに金属の土台を埋め込むのに対し、インプラントはチタン製の歯根を骨の中に埋め込みます。
差し歯は、歯の上の部分だけがなくなったときにできる処置です。
たまに「歯を抜いた所を差し歯にしてください…」と相談に来られる患者さんがいらっしゃるのですが、差し歯というのは、最低でも根が残っている状態でないと出来ません。残っている根や歯の一部に“差し込む”から、差し歯なのです。
ですから、根も含めて、歯そのもの全てを抜いてしまったら、差し込む所が無いので、差し歯に出来ないのです。
現段階では歯を抜いた後は、ブリッジ・入れ歯・インプラントのどれかで治療することとなります。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.17更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長安田です。
最近、歯ぎしりやくいしばりの治療のため来院される方が多くなってます。歯ぎしりは無意識的におこなってしまうことがほとんどで、自分ではなかなか気付かないもののようです。原因は色々(歯並び、ストレス、癖、力仕事)あると思いますが歯ぎしりによって起こる症状を挙げてみます。
・起床時に口の周囲がこわばる、あごが疲れる、だるい
・歯にひびが入っている、もしくは、擦(す)れて欠けたような歯がある
・口を閉じた状態で、口の中で上下の奥歯がくっつく
・パソコンの操作中や運転中など集中しているときに、無意識に歯をかみしめている
・頬(ほお)の内側にかんだあとや、舌に歯形(圧痕)がついている
・常に肩こりがひどい
・頭痛がひんぱんに起こる
・耳の下からあごにかけて、コリやすい
・冷たいものを口に入れるとしみる
どれか一つでも当てはまれば、歯ぎしりをしている可能性があります。
歯ぎしりを放っておくと、歯が磨り減ってきます。さらに歯が欠けたり、詰め物や被せ物が外れやすくなり、歯肉も退行して歯の付け根まで露出してきてしまう可能性も出てきます。
歯ぎしりの対策としてはマウスピースを装着して眠ることによって、歯が削られるのを防ぎ、上下の歯が擦れないようにします。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.04.16更新

・歯を磨くときに血が出る・・・
・歯と歯の間に食べ物がはさまるようになった・・・
・歯が長くなったようにみえる・・・
・はぐきが腫れてる・・・(赤腫れてる)
・口臭が気になる・・・
・はぐきがかゆい・・・
など、普段生活しているときに気になる症状はございませんか。
これらの症状は、歯周病のサインの一つです。(必ずしも歯周病が原因とは限りません)
歯周病とは、歯と歯ぐきのすきま(歯周ポケット)から侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かして、歯をグラグラにさせてしまう病気です。
虫歯と違って痛みが出ないことの方が多いので、自分では気付かないうちに進行してしまい、ひどい場合は歯を失う原因につながることもあります。
日常生活で困るほどでもない・・・という小さなサインでも、気になるこ症状がありましたら、
一度ご相談にいらしてみてはいかがですか。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

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