医院ブログ

2017.04.27更新

「80 歳になっても 20 本以上自分の歯を保とう」という運動を推進している「8020 推進財団」では、ホームページに「お口の健康 YES/NO テスト」を載せています。得点ごとのアドバイスもあるので、ご紹介します。テストは次の 10 問。YES(ハイ)一つで 1 点です。

 

1.毎年 1~2 回、歯科健診を受けていますか?

2.歯医者さんで定期的に歯面清掃や歯石除去を 受けていますか?

3.虫歯や歯周病などはすべて処置済みですか?

4.歯医者さんに通いだしたら、治療が 完了するまで通い続けますか?

5.現在、28本すべてが自分の歯ですか?

6.差し歯や入れ歯を含めれば、歯が28本すべ て揃っていますか?

7.歯ぐきは歯周病もなく健康ですか?

8.歯並び、噛み合わせ、歯ぎしり、口臭などの 悩みのない良好な状態ですか?

9.食後はもちろん、間食後も必ず歯みがきやう がいをしていますか?

10.歯ブラシだけではなく、歯間清掃用具も使 っていますか?

 

下記の点数ごとのアドバイスを参考に今後のケアに努めてください。

 

1~2 点:口のことで気になっていることがあ るはず。まずは当院で歯科健診を受けましょう。

3~4 点:信号が黄から赤に変わった状態。こ のままでは口のトラブルが頻発します。口の健 康への関心を深め、生活習慣を見直しましょう。

5~7 点:口の健康に対する知識、関心を持ち ながら、実践に結びつかない部分も。当院でケ

アについての指導を受けましょう。

8~10 点:オーラルケア意識がきわめ て高く、実行力にも富んでいます。

8 ~9 点の方は、満点をめざして頑張っ てください♪

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2017.04.18更新

希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長安田です。
歯磨きをする目的は、汚れを落としたい、口の中をすっきりしたい、口臭予防など様々ですが、主な目的は歯垢(しこう)を落とすことです。
歯垢(しこう)は歯の表面に付いた細菌のかたまりです。歯垢が原因で、虫歯や、歯槽膿漏等の歯周病になったりします。
歯垢(しこう)が残ったまま放置すると、個人差もありますが2~3日で硬く石灰化し始め、やがて歯石へと変化します。歯石は硬いのでご自身のブラッシングで落とすことは難しく、歯科医院で除去していただくようになります。
なので、歯石になる前に、毎日の歯磨きで歯石の元である歯垢(しこう)をしっかり除去することが大切です。
歯磨きをするタイミングは、理想的には朝、昼、夜磨くのがベストですが、毎回時間をかけて磨くのは難しいと思います。
その場合は、夜寝る前だけでも時間をかけて丁寧に磨きましょう!
なぜ夜かというと、寝ている間は唾液の出る量が少ない為、細菌が繁殖しやすいからです。
一日のお仕事が終わって、お風呂に入りながらや寝る前のゆっくりできる時間に、
10分程度、お時間をかけて磨くことをおすすめします。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2017.04.03更新

一生健康な歯で過ごすためには正しい「セルフケア」と定期的な「プロフェッショナルケア」が欠かせませんが、

歯間ブラシなど歯ブラシ以外の道具を使うのが難しいと感じていませんか?

このルシェロペリオブラシは、長めのハンドルが持ちやすくて奥歯も届きやすくて歯と歯の間の汚れも簡単に落とせるのでぜひ歯周病リスクの高い方に使っていただきたい歯ブラシです。

私も実際試してみましたがハンドルも持ちやすくて毛先も柔らかいので痛くなく磨き心地良かったのですごくおススメですよ~!

ルシェロペリオブラシの特徴は

・隙間に入りやすく太さが選べる2サイズ(細目、太め)

・交換できる替えブラシ

・歯と歯の間

・歯と歯茎の境目

・ブリッジやインプラントなどの周りのリスク部位の集中ケアが簡単に磨けるのは嬉しいですよね。

みなさんのお口のリスクにあった補助用具をおススメさせて頂きますので一度ぜひお口の中のチェックにいらしてくださいね。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2017.01.23更新

高齢者に多い肺炎のうち、特に注意すべきなのが、細菌が唾液や食べ物と一緒に肺に流れ込んで生じる「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」です。70歳以上で肺炎と診断された人の70%以上が誤嚥性だといわれます。

空気の通り道である気管は喉の奥のあたりで分岐して左右の肺に伸びていますが、右側の管の方が太く角度も鋭いため、食べ物などが入りやすくなっています。このため、誤嚥性肺炎では右肺に炎症が出る例が多くなっています。

通常、口から食べたり飲んだりした物や唾液は喉から食道を通って胃に送られます。嚥下と呼ぶ機能です。のみ込む際は、食道の隣の気管に間違って飲食物な度が入らないよう、ふたが閉まる仕組みになっていますし、誤って入っても、せきをしたりむせたりして気管の外に押し出されます。ところが、こうした働きは年とともに衰えてきます。

また、唾液の成分が若い頃とは異なってくることも影響します。若い人でも、唾液や飲食物が気管に入って細菌などが肺に達することはあります。そんなときなどに備えて、唾液中には細菌類 の増殖を抑える成分が含まれており、肺での菌の増殖を防ぎます。しかし、この成分は年とともに 減少してしまいます。

病気の後遺症や体力の低下などで歯磨きが不十分になると、歯と歯茎の間などに細菌の塊である歯垢(しこう)ができやすくなり、口の中の衛生状態が悪化。嚥下障害とあわさって細菌が肺に入ってしまいます。

そこで重要になってくるのが、口の中を清潔に保つケアです。国内の高齢者福祉施設の入居者を対象に、口腔(こうくう)ケアの有無と肺炎の発症率を2年間追跡したところ、ケアによって発症率を約半分に減らせたとの報告もあります。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.12.10更新

12月に入りめっきり寒くなってきましたね!!

みなさん風邪などひいてないでしょうか??

 

さて、今年もあと1ヶ月を切りましたね。

12月、年末といえば大掃除ですね(^_^;)

キレイな家で新年を迎えるのは、

とても気持ちがよいものです(*^。^*)

 

もう一つ!!新年を気持ちよく迎えるために

お勧めしたいのが歯のクリーニングです(^-^)

 

歯石をとったり、ステインを落としたり・・・

お口の中がスッキリしますし、もし虫歯があっても

早く発見できてよかったという事があるかもしれません(^○^)

 

是非お立ち寄りください(*^。^*)

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.10.07更新

最近では、虫歯や歯周病を予防するための予防歯科への意識が高まり、定期的に検診を受けて、プロによる歯のクリーニングやフッ素塗布、歯石除去を行う方も増えてきています。

虫歯や歯周病にならないようにするためには、定期的なメンテナンスが重要です。

 

そして、やはり大切なのが、お家での歯磨きです。

 

みなさんはどのような歯ブラシをお使いになっていますか?

 

ドラッグストアなどに行くとたくさんの歯ブラシが陳列されていて迷ってしまいますよね。

メーカーによって大きさ、毛の量・植え方・硬さなど様々です。虫歯が気になる方、歯ぐきから血が出る方、歯並びが悪いなどお口のトラブルはひとりひとり違います。

 

当院では、歯の磨き残しをプラークスコアとして数値化し、そのスコアを低く保てるような歯磨きができるようにしっかり指導します。

その上で、

お口の状態に合う歯ブラシ、歯磨き粉を歯科衛生士から処方します。

 

こうすることで、効果的に歯を磨くことができ、定期検診と歯磨きの相乗効果を挙げることができるのです。

歯磨きが苦手な方、虫歯、歯周病、歯並びが悪い方や歯ぐきの状態等を考慮してお口にぴったりな歯ブラシを選択していきます。

実際に体験して使用感を試して頂いてから当院で歯ブラシを処方していきます。ただ口腔内は刻々と変化していきますので、その変化に合わせたものをその都度選択していきます。歯磨きの状態も定期的にチェックして改善できるところがあればお伝えしていきます。

十分にコミュニケーションをとりながら生活状況や好みなども考慮して一緒に歯磨きの向上に取り組んでいけたらと思っています。

 

ぜひお気軽にお尋ねください。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.08.03更新

歯周病は、軽い症状まで含めると日本の成人の約8割がかかっている国民病。

歯と歯茎の間に細菌の塊である歯垢や歯石がたまることで細菌感染を引き起こし、歯の周りに炎症が起きます。初期は歯茎が腫れる歯肉炎、進行すると歯を支える骨が破壊される歯周炎と呼ばれます。影響は口腔内にとどまらず、肝臓病や心臓病、糖尿病など全身の疾患とも密接に関係していることがこれまでの研究から分かってきました。歯周病を治療すれば、こうした全身疾患の症状改善にもつながることになります。

例えば肥満な度が原因で発症する「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」の患者で、食事療法や運動療法、薬物投与によっても症状が改善せず、歯周病にかかっている場合、歯周病治療を施したら「ALT」という肝機能を示す数値がほぼ正常値まで下がったという報告があります。これは、 歯周病菌が血液中にしみ出して全身を巡り、肝臓に届いて炎症を起こしたのが、歯周病の改善で症状が抑えられたとみられています。

糖尿病も歯周病と関連があり、糖尿病の人は歯周病にかかりやすく、歯周病の人は糖尿病が重症化しやすいことが分かっています。米国の研究によると、生活習慣などから発症する2型糖尿病の患者は、糖尿病ではない人に比べ、歯周病が重症化するリスクが1.5〜3倍程度高くなっていました。糖尿病患者は病原体などから身を守る免疫の働きが低下しており、炎症による組織の破壊が進みやすいことなどがその理由とされています。

歯周病は動脈硬化や慢性腎臓病、誤嚥(ごえん)性肺炎などとの関連も指摘されています。 また、歯周病患者は歯周病菌の影響で骨を支える部分の破骨細胞が活発になっているので、骨粗しょう症患者も歯周病に気をつけた方がよさそうです。歯周病は口の病気だと甘く見ずに、しっかり治療することが他の病気を防ぐことにつながります。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.06.18更新

「オーラル・フレイル」とは高齢者の口腔機能低下により虚弱や老衰など介護が必要となる一歩手前の段階のことです。


 

高齢期において人とのつながりや生活の広がり、誰かと食事するなどといった「社会性」を維持することは、活動量、精神・心理状態、歯・口の機能、食・栄養状態、身体機能など、多岐にわたる健康分野に関与することが明らかになっています。

この「社会性」が欠如していくと、低筋力や低身体機能などの「サルコペニア」(加齢性筋肉減弱症)や低栄養などによる生活機能の低下を招き、ひいては要介護状態に陥ることが懸念されています。

 

65歳以上の約6人に1人が低栄養傾向の危険に直面。

最新の厚生労働省の調査によると、65歳以上の約6人に1人、85歳を超えると約3人に1人が、低栄養傾向という危険に直面しているそうです。

高齢者においては、口腔機能の低下により、麺類や軟らかいものばかりを好んだり、果物や生野菜、肉類を食べなくなると、タンパク質やビタミン、ミネラルなどが不足し、固いものや繊維質の多いものを食べるのが難しくなるため、食物繊維が足らなくなるなど、栄養バランスが崩れ、栄養が足りてない「低栄養」状態に陥りやすいのです。

 

イキイキとした生活を過ごすためにも普段から元気な口を保ち、オーラル・フレイルを予防することが重要です。

特に高齢者は適切なケアをすることで病気や介護の予防につなげることができます。

オーラル・フレイルを予防するため、口の機能を維持する対策を早めに始めましょう。口腔機能の低下を起こさないように虫歯や歯周病といった口の中のトラブルだけでなく、しっかり噛めて、飲み込める、元気な口の機能を保つためには、「口の周り」の筋力、「かむ力」「飲み込む力」「口の清潔度」の4つがそろっていることが大切です。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.06.14更新

脳出血は全脳卒中の20%程度を占め、比較的発症の年齢が若く、症状が重篤となりやすい疾病です。その主要な危険因子は塩分の取り過ぎや高血圧、糖尿病など生活習慣病とされていますが、近年は虫歯や歯周病などの歯の病気についても、口腔内の細菌が血管の中に進入し脳や心臓など全身の血管の病気を引き起こすのではないかと言われてきました。

 

そうした中、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が脳出血の発症にも関与していることが、このほど明らかになりました。これは、国立循環器病研究センター脳神経内科の研究チームが京都府立医大、大阪大の研究チームと共同で突き止めたもので、研究成果は英国の科学誌Natureの電子 版に今年2月に掲載されました。

 

脳出血に関与しているのは、人体の止血作用を阻害する特殊なタイプのミュータンス菌です。研究チームは、血管壁のタンパク質「コラーゲン」と結合し、血小板の止血作用を妨げる特性を持つミュータンス菌に着目しました。血液中にある血小板は、傷口などに集まって出血を止める働きがあります。出血患者の唾液に含まれるこのタイプのミュータンス菌を調べたところ、血管壁のコラーゲンと結合する能力が高い菌を持つ患者ほど、脳内の出血部位が多かったとしています。

 

研究チームでは、ミュータンス菌は口の中の血管から血流に乗り、脳の血管に到達。そこでコラーゲンに結合して炎症を起こし、止血作用を妨げたり血管をもろくしたりして、脳出血を引き起こす仕組みとみています。

同センターの猪原匡史医長は「日常の歯磨きが重要です。病原性の高い細菌を選択的に減らせれば、脳出血の新しい予防法になる可能性があります」と話しています。

 

当医院ではミュータンス菌が口の中にどの位いるか検査することが可能です。お気軽にご相談下さい。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.06.11更新

歯周病の原因のひとつに「歯石」の放置があります。歯石は、歯垢(しこう)と唾液中のカルシウムが結合して石のように硬くなり、それが歯に強く付着したものです。つまり、汚れと細菌によってできる歯垢が歯石に「悪の変身」を遂げるというわけです。

ですから、歯石ができやすい場所は歯の表面で汚れが残りやすいところです。特に唾液線の出口があり、歯垢と唾液中 のカルシウムが結合しやすい場所は注意が必要です。たとえば、歯と歯茎との境や歯の間、下あごの前歯の裏側、上あごの奥歯の表側などが該当します。

 

歯石自体は石なので悪いものではなく、虫歯と違って歯石をそのままにしておいても痛みが出るわけではありません。しかし、歯石は軽石のように小さな穴が空いていて、そこを住みかに細菌が繁殖し、毒素を出します。ですから、放置しておくと、その毒素が歯茎を腫らせたり、歯の周りの骨を溶かしたりして、歯周病を引き起こします。

そのため、取り除く必要がありますが、歯石の中の細菌は歯磨きなどでは取れないので、歯石ごと細菌を取る必要があります。自分で歯石 を取り除く器具も市販されていますが、どうしても取り残したり、歯肉を傷つけたりしてしまう恐れがあります。やはり歯科医による除去が必要です。

 

歯周病は糖尿病、心臓病、脳卒中、慢性腎疾患、骨粗しょう症、癌および早産などの合併症を伴うことがあります。歯周病予防のためにも、日ごろから定期的に歯石のチェックを行うことが大切です。

 

歯石については当院にお気軽にご相談ください♪

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

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